セプター１０１Pは　発生した嫌われモノの錆層に浸透し、緻密な酸化皮膜まで浸透し　無孔性防錆塗膜を形成します

【無孔性防錆塗膜の形成】
セプター１０１Pは、高純度のキシレンを溶剤とする一液タイプの変性ポリウレタン樹脂塗料です。
鉄サビの発生、進行には水分子や酸素が深く関わっており、鉄製品に油を塗るのも水や酸素が浸透しないようにするためです。
 セプター１０１Pは、発生した嫌われモノの錆層に浸透し、緻密な酸化皮膜まで浸透し、無孔性防錆塗膜を形成します。

 

【水分子を吸着して固化　バリヤー層の形成】
セプター１０１Pは、酸化の原因に積極的に関わる水分子を吸着しながら固化、錆を不活性化し、再びサビの原因となるモノの侵入を防ぐ、無孔性の耐破壊性に優れた強固なバリアー層を作る事を目的としています。
 錆取り作業などケレン作業のし難い箇所で効果を発揮します。瘤錆など孔錆を落とし３種ケレン以上で下地処理した金属表面に、防錆作業の下塗り剤として塗布してください。紫外線暴露により劣化します。日光に当たる箇所は上塗りしてください。

 

【注意事項】

本剤は湿気硬化型の樹脂塗料です。濡れ状態で水分子を取り込み反応し、硬化過程で二酸化炭素として放出します。
 湿気反応硬化型の樹脂ですので、水分が多い箇所や濡れている箇所にはご利用できません。湿潤面や霧が発生している屋外で施行では、激しくは反応し発泡します。防錆膜厚形成には、複数回に分け指触乾燥後に塗り重ねていきます。硬化の過程で２酸化炭素を発生しますので、一度に厚塗りは好ましくありません。

 

【強力な浸透力】
セプターは粘度が低く、非常に浸透性の良い塗料です。隙間が多く粗な赤サビ層のひび割れに浸透し、より細かな細孔を通り、緻密で密着性が高い酸化皮膜である四酸化三鉄層、一部は腐食していない金属の結晶面まで浸透します。
硬化の過程で、細孔に結合している水分子を取り除き優れたピンホールの無い無孔性防錆塗膜を形成します。
 希釈剤濃度、粘度、硬化速度調整は、水分子と化学反応してCO2ガスとして外界に放出しながら固化し、水分子を除去した強固なポリウレタンの無孔性塗膜を形成するのに最適に調整されています。そのままご利用下さい。
 

【水分は樹脂に取り込まれる】

水分が多い場合は、専用専用希釈剤で薄め反応速度を抑えることにより対応できます。
正しく施行された場合、水分は樹脂に取り込まれ、溶剤蒸発による潜熱によるピンホールの形成を抑えた無孔性下地が形成され、サビはポリウレタン層に固定され不活性化し、すぐれた防錆皮膜を形成します。