HARDOX(ハルドックス)軽くてへこみに強い鉄板
HARDOXは、世界№1の「すり減りにくい鉄板」です。
- 軽くてすり減りに強く、穴も開きにくくなる。
- 修理の間隔が長くなって、修理費用も少なくて済む。
- へこみにくく掃除もしやすくなる。
など、摩耗することで生じる様々な問題を解決できます。
ダンプ投入の原石ホッパーの摩耗や穴あきに対応する鋼板はないだろうか?
原石ホッパー修理前
原石ホッパー修理後
【修理前】
ダンプ投入なので、ダンプアップの衝撃でホッパーが歪んでたり亀裂がはいり、コボレが発生し、掃除が大変になってきた。
【修理後】
ハルドックスのおかげでダンプアップの衝撃にも耐えられようになり、本体のゆがみやへこみがなくなり、メンテナンス時間の低減で、安心して操業ができるようになった。
グリズリーバーの摩耗が激しくてメンテナンスに追われて困っている
グリズリーバー
ハルドックス製バー
【修理前】
ハイテンション鋼板で作られているが、摩耗が激しく減った分を丸棒で補強していくというスタイルで保持している。
【修理後】
ハルドックス鋼板でグリズリーバーを作ることにより、摩耗は7倍以上のロングライフをお約束します。
HARDOXをご利用のお客様の声
ライナーをHARDOXに交換してコストが削減 K社様
私たちのプラントでは、各コンベアのシュートのライナー等にハルドックスを採用しています。
普通鋼材に比べて少し値段は高めではありますが、圧倒的にすり減るのが遅く、交換頻度を減らすことができ、結果的にコストを削減できています。
また、普通鋼材より薄くしても圧倒的にハルドックスの方が耐摩耗性があるため、ライナー等の軽量化もでき、持ち運びもしやすくなりました。
加工もしやすいため、もともと鋳物で製作されていたものもハルドックスに置き換えることもでき、鋳物より製作納期が短く、軽量化もでき、本当に助かってます。
さらに、(株)山十産業さんはライナーの交換作業や、現場でハルドックスの溶接での取り付け作業等もおこなってくれます。
私たちだけでは難しく手間もかかるような場所のライナー交換作業、ハルドックスを使った補修、補強作業等もしていただいており、とても助かっています。
へこみやすり減りが少なくなって交換頻度が減りました N社様
HARDOXの施工実績
砕石場・骨材製造設備
農業機械 林業機械
鉱山機械 油圧ショベルバケット・ホイールローダバケット
ダンプ荷台(ベッセル)
解体工事
道路舗装 合材リサイクル
食品製造機械
幅広い業界 共通
耐摩耗鋼板HARDOX(ハルドックス、ハードックス)とは
HARDOX 世界的な耐摩耗鋼板の代名詞
耐摩耗用鋼板HARDOXは、SSABオクセルスンド社(※)で開発された焼き入れ、焼き戻し耐摩耗用鋼板です。
1970年に市場に投入されてからも顧客のニーズに応えるため、絶えず開発され続けている鋼板で、その登場から世界中で優れた平坦度と表面仕上げを持つ高品質の耐摩耗鋼板の代名詞となっています。
通常の高張力鋼に比べ3~4倍の硬さがあるにもかかわらず、溶接や機械加工のしやすい材料です。
そのため、掘削機、フロントホイールローダー、ダンプカー、採鉱トラック、コンベヤ、シュート、コンテナ、粉砕機、破砕機、ミキサー、ふるいやスクリーン、解体機、バージ等の機器のパフォーマンスを高め、稼働可能時間を最大限に延ばします。
また、割れ、凹み、摩耗などにより生じる補修コストの問題を解決し、お客様の製品や機械の耐摩耗性を最大限に高めます。状況によっては、耐用年数を2倍、3倍、さらには10倍にも延ばすことが可能となる鋼板です。
※SSABオクセルスンド社・・・SSABスウェーデン鉄鋼グループの一つで鋼板の開発、製造と販売をしている会社です。
HARDOX その優れた耐摩耗性
ハルドックス450は、普通鋼(SS400相当)に比べて、耐摩耗性は7.89倍。
つまり、今までと同じ厚みのハルドックス450を使えば、摩耗で1年で交換していたものが、約8年は交換しなくても済むことになります。
交換にかかる時間や手間、その間は仕事や工場稼働を止めなくてはいけないと考えると、ハルドックスに交換するメリットは計り知れません。
無駄なコストを省き、生産性向上を目指すなら、ハルドックスへの切り替えをご検討ください。
HARDOXの溶接について
HARDOXの性能比較と費用対効果
HARDOXの費用対効果
- 同じ費用で約5倍の長持ち
- 同重量比で、約5分の1の費用
磁鉄鉱山での各種鋼材の耐摩耗性比較表
鋼種 | 摩耗率 | 耐摩耗性向上 |
普通鋼 SS400相当 | 100% | 1倍 |
45Kg鋼 高張力鋼板 | 91% | 1.11倍 |
80Kg鋼 高張力鋼板 | 88% | 1.14倍 |
HARDOX450 | 13% | 7.89倍 |
HARDOX500 | 8% | 12.5倍 |
HARDOX600 | 4% | 25倍 |
HARDOXの耐摩耗性比較表
HARDOX(ハルドックス) 耐摩耗鋼板 | 機械的強度 引張(N/mm) | 硬度(HB) | 硬度(HRC) | 衝撃値 -40℃ |
HARDOX450 | 1400 | 450 | 46 | 40J |
HARDOX500 | 1550 | 500 | 51 | 30J |
HARDOX550 | 1700 | 550 | 53 | 30J |
HARDOX600 | 2000 | 600 | 57 | 20J |
まずは、ご相談ください
現在どのような素材をつかわれているのか。
すり減りやへこみに対しては、適切でない素材を利用されているかもしれません。
すり減りやへこみに対しては、適切でない素材を利用されているかもしれません。
電話やLINEからお問い合わせが可能です。
ヘルテン鋼とは
お客様より「ヘルテン鋼と比べて」という言葉がときどき聞こえますので、ヘルテン鋼について説明します。
ヘルテン鋼とは、工業規格にはない名称です。以前ネット上で見つけた記事(現在はなくなっている2021年)によると、
ヘルテン鋼とは、工業規格にはない名称です。以前ネット上で見つけた記事(現在はなくなっている2021年)によると、
「日本鋳鍛鋼株式会社 元専務の河合正吉は日本鋳鍛鋼(株)と前身の三菱製鋼(株)で鍛造加工技術の発展に寄与するとともに、日本の鉄鋼技術の向上に多大に貢献した技術者です。
戦後間もなく国内の鋼板の張力鋼化の口火を切った高張力鋼(商標ヘルテン)を開発し、さらにステンレス鋼合板の実用化にも成功しました。その後、大型鍛鋼品の高級化・大型化の研究開発に尽くし、組立型クランク軸用ウェブの折曲式鍛造法の発明で昭和28年(1953)通産大臣賞受賞。昭和30年(1955)工学博士となり、学位論文は業界誌「鉄と鋼」で紹介され、昭和32年(1957)第20回俵賞を受賞しました。」
参考文献から引用
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