今日の朝礼での職場の教養
2017-02-28
カテゴリ:山十産業行事
「キリをつける」「キリがいい」のキリと
「ケリをつける」の似たような言葉がありますね。
平成29年2月28日(火) 「けり」をつける
「仕事にけりをつける」「物事にけりがついた」といった言葉があります。この「けり」の語源は、どこから来たのでしょう。「蹴り」だと思っている人も多いのではないでしょうか。
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり
これは現在の奈良県斑鳩町あたりを詠んだ短歌で、百人一首の一つです。「山風が吹いている三室山の紅葉が吹き散らされて、竜田川の水面は錦のように美しいことだなあ」という意味です。
この歌の最後に「けり」が使われています。この「けり」は「だなあ」という詠嘆の助動詞ですが、百人一首や古今の短歌でも多く使われています。
最後に「けり」と読むことから、「終わりにする」「結末」の意味になり、転じて「物事に結論を出して終わりにする」という意味にも使われています。
どのような仕事でも、後始末をするなど、「けり」を上手につけることは成功の要件でしょう。
今日の心がけ 後始末で「けり」をつけましょう
山十産業では、段取り 実行 後始末 を 大事にしています。
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