「海賊とよばれた男」
2013-07-31
「海賊とよばれた男」 百田尚樹 著
出光興産の出光佐三さんをベースにした物語。
戦前から戦後にかけての大波乱な時代に、
信念を通して生き抜いた主人公の姿に感動を覚えるとともに、
人間中心に仕事を捉えた、いまでは先進的な経営手法を、
この時代にすでに見出していたことに、驚きと尊敬の念を感じました。
終戦直後の未曾有の危機的な経済でも、社員の首を切ることなく、
海外石油メジャーの力に屈しなかった主人公とその社員達。
人間中心経営と顧客第一の信念のために、突き進む男達のドラマ。
上下2巻の大作にもかかわず、一気に読み進める。
どうころんでも、一生に一度の人生なら、
こんな生き方ができれば、最高だなと
憧れてしまいました。
また、自分の些末な行動や考え方を、見直すきっかけになりました。