「部品点数の削減」
2011-01-13
盆地は、雲一つない抜けるような晴天です。朝は車の外気温計で−3℃。
12日付日本経済新聞の1面の 企業強さの条件 この記事に我が県が誇るファナックの記事が書かれていました。
富士山の麓に噴火のリスクをかかえながら、一カ所に研究所と生産工場まとめてある。その研究所の扉には、「weniger teile (部品点数の削減)」とドイツ語で書かれた標語がある。少ない部品でつくればコストが下がり、信頼性は上がる。
正直、こんな当たり前の言葉が掲げられているとはびっくりです。裏をかえせば、当たり前のことを着実に実行していくことが世界で競争ができるんだなっと、かえって感心しました。
そのあとの記事で、商品の決め手は価格であり、価格をきめてから製造原価をはじき出す。この手法で粗利4割強をだしていく。他社に負けない価格を出しながらこれだけの利益をだしている。
思わず絶句してしまいました。ファナックの考え方や取り組み方にはっきりした大胆かつシンプルな戦略と基本に忠実な手法が感じられる貴重な記事でした。