内需の拡大が起こるか?
2009-10-27
今日の盆地は快晴である。山々の高いところはすっかり秋の色に染まっていた。昨日は首相の所信表明があった。民主党が政権交代をしてから、八ッ場ダムを皮切りに公共工事の削減が叫ばれているが、本当のもとめるところはなにか?お金を回す仕組みができない事業になってしまっているというところではないか?大きなプロジェクトの大半はゼネコンやコンサルやさまざまな団体に費用を吸収されてしまって、実際に実行されるリアルなところには薄利しかない。一番多数の裾野部分の人たちにお金がまわらない。これがこの20年間の実態ではないだろうか?じゃあこの政権でなにをすればいいのか?そこで民主党は考えた。直接国民にお金をくばり直に使ってもらおうとした。はたしてどうなるか?貯蓄にまわらなければいいが。公務員の不正の取り締まりと年金の透明化と将来の段階的な増税を宣言すること。つまり税金使途の納得感と将来の安心感と不安に対する貯蓄からの解放を実現できれば、現在の所得を今消費してもいいという風潮を醸し出し、徐々に内需の拡大が起きはじめるだろう。言葉では簡単だが実際どうやるか、かなり苦難が続くのではないか。