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アームロール(フックロール)のフックアームの修理しました

2022-06-10
カテゴリ:強い鉄板,ダンプ修理,ミキサー車修理,はこぶ 
フックアームの修理の来院です
こんにちは
いつもありがとうございます。

鉄と石で皆様の生活を応援する
やまじゅう産業です。

本日はアームロール(フックロール)の
修理行いました。

一般の人には 
なじみがない車ですね。
着脱できる荷台があるトラック車と
いえばわかりますか。
最初はじっくり診察させていただきます
持ち込まれた部品(フックアーム)を
よく見て見る。
(医者でいう診断をするような行為)

まずこうなるまで、
よく頑張ってきたとお伝えしたい。

4角の断面の3面に亀裂が入って
いました。

もうすこし断絶して
脱落という状態です。
事故につながらなくて
よかった。
見えないところに疲労が転移しています
この部品(フックアーム)の特徴は
板材を巧みに組み合わせて
溶接してあり
強度を持たせてあります。

重い荷台をこのフックで
引っ張り上げます。

この腕の角の部分(肘に相当するところ)に
力が集中します。

鉄は働いているときの
集中荷重と
普段の荷重がかかっていない状態の
繰り返しで
傷んできます。

これがいわゆる
金属疲労です。

鉄製品の破断や破壊事故の原因の
半分が金属疲労だともいわれています。
針金を繰り返し
折り曲げることで
簡単に破断してしまう。
それと近い現象です。

亀裂の入った周辺には
無数の金属疲労が
点在しています。

表面からだけでなく
鉄の内部から
亀裂が始まっている
場合があります。

そのうえ周辺部分を取り除く
ことが大切です。
もとのさやに納まる
この金属疲労した板を
取り除く量と規模は
やまじゅう産業の
超高速度カンピューターの
演算処理により
決められています。

実はこのあたりの見極めが
非常に大切な部分なのです。
多くの人は見た目の亀裂に
注目しがちですが
亀裂よりかなり離れているところにも
金属疲労が起こっている場合があります。

また亀裂を放置したことによって
加速度的に周辺に
疲労が発生したり
進行したりします。

取り除いた後には
超高張力鋼板を採用し
復元していきます。

これで従来にくらべても
遜色のない構造体に
再生されました。

同じ悩みのかたが
多くいらっしゃると思います。
お気軽にお声掛けください。
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